タグ別アーカイブ: 000webhost

akisi.site90.com時代の当サイトを利用されていた方へ

このたび急な移転をするはめになってしまいました。

契約サーバの000webhostが、通告無く前サイトを非公開状態にし、利用を続けるのなら金を払えという宣告をしてきたのです。

FTPやMySQLデータベースにアクセスする事もできず、先方が非公開にしたデータを移転のためローカルに落とす事も適いません。仕方が無いので、googleのキャッシュから記事を復元している最中です。画像データなど一部のものは完全に失われてしまったため、完全な復元は不可能ではあるのですが。

この000webhostは、特に瑕疵の無いサイトを予告無しで非公開にする手口を良く使うようです。無料でMySQLデータベースを提供しているのも、ファイルコピーによる単純なバックアップが不可能なデータベースを利用させる事で、有料サービス契約要求の際の人質の価値を大きくしようとしているのではないかと勘繰ってしまいます。

条件面だけを見て、000webhostを薦めるエントリをかつて書きましたが、現在こちらのサーバを他人に薦めようという気は全くありません。

記事は古いものから復元していく予定です。それまでこちらの記事がトップに出続ける筈ですので、ご了承ください。旧ページへのリンクなどありましたら、site90.comをtabiyaku.netに変更よろしくお願い致します。


サイトC:000webhostで頻発するwordpressアップデートエラーを回避する

このサイトで契約しているサーバ000webhostですが、無料であることに加え、MySQLのデータベースを2つ使える、設定パネルとしてcPanelの簡易版が使える、広告が入らない、商用可などのメリットがあり、他と比べてもかなり条件の良いサーバであると個人的に思っています。特にMySQLデータベースが2つまで使えるということは、データベースをまるまる1つ占有してしまうwordpressなどのCMSを気兼ねなく導入できるということで、CMSの実験用として契約するユーザも多数存在するのではないかと予想できます。

一見するとCMSとの相性が良さそうに見えるこのレンタルサーバでは、しかしCMS自体の機能を使ったアップデートやプラグインの導入などの際に、エラーが発生してしまうということが多々あります。加えて、ユーザのアップロードが成功せず何回もトライを続けていると、負荷の低減のためかあるいは不正使用と誤認してなのか判りませんが、当該IPアドレスでのアクセスをしばらく禁止されてしまいます。それにより総合的なユーザエクスペリエンスが最低となり、実験用に契約した場合でも、「このサーバは使えない」という結論に繋がってしまう可能性があります。
そこで、そもそもこういった負の連鎖の原因となるアップロード失敗の原因を突き止め、問題を回避する方法を考えましょう。
結論から言いますと、アップデート時のエラーが頻発するのはサーバ側でPHPプログラムの動作を制限して軽い処理しかできないようにしているためで、000webhostのように.htaccessが使える場合、あるいは他の安サーバでもphp.iniが使える場合、それらの設定を変更することでエラー回避の道が開ける場合もあるというのは知っておいて損のない知識です。具体的に000webhostの場合で見てみましょう。

まずはphpinfo関数でphpの設定を調べて下さい。エラーに関係する項目のみ挙げますが、000webhostの場合デフォルトでmax_execution_timeが10、memory_limitが64M、post_max_sizeが2M、upload_max_filesizeが2Mとなっています。それぞれPHPスクリプトがタイムアウトになるまでの秒数、確保するメモリ容量、POSTで渡せる最大ファイルサイズ、アップロードできる最大ファイルサイズを表しています。
参考までに、サイトAのために契約しているWebhostingPadではこの値が30、128M、8M、2Mになっています。つまり000webhostではこれらの値を厳し目に設定することで、無料ユーザを総合した負荷を抑えるようにしているというわけのようです。
これらの変更を、ユーザのルートディレクトリに置く.htaccessで行いましょう。具体的には、max_execution_timeを少し長めの180秒程度にする、postやuploadのmaxサイズをmemoryリミットの制限内で上げるなどです。.htaccessまたはphp.iniでどのように書けばよいかは、少し前に上げたエントリ(php.ini.htaccess)を参考にして下さい。あまり詳しく言及すると000webhostの勘気に触れるのではないかという個人的な危惧があります(笑)

少しの欠点がありますが、対処を覚えれば便利なサーバーですね。いちユーザの意見としてポジティブに評価しておきましょう。

(2012.6追記:勝手にページを非公開にされ、コンテンツの返還に有料契約を要求された事件があり、現在このサーバは他人にお薦めしません。少し詳しい経緯などはこちら


サイトC:レンタルサーバを000webhostに変更

サイトC(このサイト)のサーバを、以前のサーバの仕様変更を機に000webhostという海外サーバに移転しました。1500MBのディスクスペース、2つのMySQLデータベースとPHPが使用可能という条件で、広告無しの完全無料という謳い文句です。移転から2年近く経過しているのですが、その間特に不具合や怪しい料金請求なども発生せず、(予想とは裏腹に)順調に使えています。FAQによれば、有料契約コースの収益があるからそれが可能になっているとのこと。確かに無料契約のままではアクセス解析などが利用できないので、サイトが大規模になったら切り替えの需要はありそうです。