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サイトB:MAMPの導入と複数サイト運用のための設定

MacOSX上のローカル環境につくる予定のサイトBですが、ローカル環境の構築にはMAMPというアプリケーションを使用します。このMAMPというアプリケーションはOSに影響を与えることなくApache、MySQL、PHPのテスト環境を提供するソフトウェアで、windows用のソフトウェアとして有名なXAMPPと同等のものです。現在ではXAMPPがOSX、Linuxにも対応していますが、MAMPの場合はMacOS用のリリースを以前から行っていたため、OSXの仮想環境ソフトウェアとしてユーザーが多くリファレンスも充実しています。

早速導入をしてみましょう。MAMPのトップページの左側のDownload nowボタンをクリックすると、最新版のダウンロードが始まります。右側で紹介されているMAMP PROは60ドル程度の有料版で、こちらは複数サイトの運営が標準機能として搭載されています。その他にも機能差が存在するのですが、無料版の方もいわゆる機能限定デモのような圧倒的に痒いところに手が届かないという体ではないので安心して使えます。
以前のMAMPは解凍したアプリケーションを手動でアプリケーションフォルダに移す必要がありましたが、現在の最新ヴァージョンではインストーラ形式になっています。便利な反面、販促の為か標準インストールで勝手にMAMP PROまでインストールする仕様になっています。不要ならばカスタムインストールのオプションでMAMP PROのチェックボックスを外しましょう。
インストールが終わったら、アプリケーションフォルダに作成されたMAMPのフォルダを開きMAMPアプリケーションを立ち上げます。

(この部分の画像は000webhostに接収されました)

この画面が出たら正常に起動しています。左下のウインドウにはサーバのステータスが表示されます。また、環境設定のボタンから各種設定をすることができます。

さて、デフォルトの状態でのドキュメントルートは、MAMPフォルダの一階層下のhtdocsフォルダになっています。このままですとサイトを一つしかテストできないので、サイトを複数作成・テストする場合にはhtdocsフォルダの下にフォルダを作成して、そこをドキュメントルートとみなしファイル構成を行います。

(この部分の画像は000webhostに接収されました)

ここではフォルダeをドキュメントルートとしたサイトと、フォルダlをドキュメントルートとしたサイトの2サイトの運用を想定します。フォルダ構成が済んだら、先程の環境設定ボタンで現れるフローティングウィンドウのApacheタブを選択して下さい。そこに記載されたパスがサイトのドキュメントルートになるので、それぞれチェックするサイトのルートフォルダを指定し、その都度MAMPを再起動して下さい。指定したフォルダに、MAMP起動時に現れるページの、アドレス後半部の/MAMP/?language=Japaneseを削ったアドレスでアクセスできるようになります。

(この部分の画像は000webhostに接収されました)

設定を変更後再起動という面倒臭さはあるものの、一応これで複数サイトの運営が可能になります。公開しないローカル環境であることの強みを生かして、実験的なサイトをいくつも作ってしまいましょう。