サイトBのコンセプトは、訪問者に滞在感を与えるページにするというものです。
ポータルサイトのトップページなどがそうなのですが、リクエストを送って出てきたページが情報量の多い、リンクだらけのページだった場合に、閲覧する人間は何か脅迫感めいたものを感じて急かされるようにリンクをクリックしてしまうという傾向があるように思います。ページビューを稼ぎたいポータルサイトではそれがサイト作りの正解なのでしょうが、一方でコンテンツひとつひとつの質で勝負したいサイトでは、こうした脅迫感を与えない情報量の少ないページ作りをすることによって、コンテンツを何度も読み返してもらえる可能性を得られるだろうと、個人的に思っています。
ひとまずそうした予想が当たっているのかどうかは、このサイトBの制作で検証してみたいと思います。もしそのような傾向が実際にあるのならば、情報量の少ない、滞在感のあるページにすることがサイトの運営上別の利益ももたらし得ます。まず、コンテンツの更新回数がどうしても少なくなってしまう個人サイトの欠点を、繰り返し読んでもらうということで補える。次に、例えば商品の販売をしたい場合に、購入の直前で他のサイトに目移りされてしまう可能性を抑えられる、などです(実例として、Apple Online Storeの見積もり画面なんかを挙げたいと思います)。
話が膨らみすぎてしまったのですが、このサイトBの制作ではそこら辺の技を積極的に開発していきたいと思います。
(やはり、コンセプト的に公開も考えなければならないだろうか…)