サイトC:WordPressをインストール

今回はサイトC(このサイト)にWordPressをインストールするまでの、顛末兼導入ガイドを書きます。MySQLのデータベースは作成してあるという前提(実は今回の事例の場合、契約したサーバRental Orbit SpaceさんがMySQLデータベースは申請を受けて発行という方式をとっていたので、非常に楽でした)かつインストールはウィザードなしで行うという前提で進めます。

まず、何をおいてもWordPressの本体を手に入れなければならないので、日本語版のサイトに行ってダウンロードリンクから落とします。この記事を書いている時点の最新版は2.9.2で、この2.9系のバージョンは日本語文字コードがUTF-8のみに対応しているようです。一方Shift-JISやEUC-JPを使用する際には、過去にリリースされた2.0.x系を利用します。ただし古い系統はメンテナンス期間も終了したようなので、WordPressを使うのならUTF-8環境にする必要があるくらいに捉えておいたほうが良いと思います。

さてローカル環境でファイルを解凍したら、wp-config-sample.phpという名前のファイルを探し、エディタで開きます。このとき、ファイルの中にも書いてありますがメモ帳などのアプリケーションでなく、文字コードを指定して保存できるエディタを使ってください。22行目付近からがMySQLの設定になりますので、あらかじめ用意しておいたMySQLデータベースのデータベース名、ユーザ名、パスワード、ホスト名(web上に公開するならば、契約したサーバのホストネームを入れます。そうでなくローカル環境で使用するなら変更しなくてOKです)をそれぞれputyourdbnamehere、usernamehere、yourpasswordhere、localhostの代わりに入れます。このファイルはwp-config.phpという名前を付けて、選択肢にあればUTF-8N、なければエディタの設定でBOMなしにした上でUTF-8で保存してください(このBOMというのは、UTF-8のファイルの頭につくちょっとした情報ですが、ここでは必要ありません)。

さてこうしてwp-config.phpが加わったフォルダを、ドキュメントルート以下にアップロードします。ブラウザでそのフォルダまでのパスを指定しアクセスすると動きます。以上でインストールの完了です。

このようなインストール手順を、サイトCについては5分程で行えました。以降トラブルもなく動いているので、導入が非常に簡単なCMSであるという印象を個人的に持っています。また、インストール後の画面でどこから手を付けてよいのかが比較的判り易く、はじめてCMSを使う人にもお勧めできるアプリケーションだと思います。

サイトCの制作では、主にWordPress標準のインストール機能で追加ファイルを落としてきて、管理画面上から見た目などを変更するという方法を使います。次回以降はその過程を報告していこうと思います。


サイトC:WordPressをインストール」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: WordPressって何?という人のためのスクリーンショット集(前編) | AkisiのWEB制作日記

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