去る2012年の12月、WordPressのヴァージョン3.5が正式リリースになりました。
このブログでは、WordPressをヴァージョン2.9から使用しており、大きなアップデートとしては3.0へのアップデートを一回経験しています。以降は小数点以下のアップデート経験しか無いのですが、ヴァージョン3.4へのアップデートあたりから、3.0リリースの補完的アップデートとは異なった新たなWordPressへの脱却を感じさせるアップデートになってきたという印象があります。今まではWordPress以外のWEBアプリケーションの機能をなぞるような意気だったのが、最近ではWEBアプリケーションのトップをひた走るという自負すら見えてくるといいますか。たとえば、3.4でMovableTypeやBlogger由来のAPIを使わなくても、自前のAPIだけでxml-rpc投稿ができるようになったことなどが例として挙げられましょう。
とは言え、あまりWordPressの機能を使い込んでいない人間からすれば、そうした目に見えないアップデートはさして重要ではありません。
今回のアップデートの目玉の一つは、デフォルトテーマのTwenty Elevenのグレードが一つあがり、Twenty Twelveに生まれ変わったことです。このブログでも早速(いや、単体では8月あたりにリリースになっていたことは知ってますよ)導入してみました。
Twentyシリーズはヴァージョンアップのたびに目玉仕様を乗っけてくるのですが、Twenty ElevenがHTML5への対応だったのに対し、今回のTwenty TwelveはRetina対応とレスポンシブデザインとなっています。確かにTwenty ElevenをiphoneやiPadで見たときの間延び感は気になっていたので、アップデート後真っ先にその点をチェックしてみましたが、そつのないスッキリとしたデザインに統一されています。
ちなみに、余談ではありますがこのスクリーンショットを撮影するのに使ったchrome機能拡張は、Rippple Emulatorといい、各種スマートフォン、タブレットの縦横表示チェックの他、本体の振動やGPSもテストできる便利ツールです。
メニューがデフォルトで展開されず、ユーザアクションで開く形になったのがスマートフォンサイトっぽいですね。サイドバーは投稿下部に付き、Twenty Elevenのような面倒くさい設定も要りません。
今後はこれをたたき台にしたデザインのページが増えそうですね。
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