WordPressのサイトを新しく始めようと思った時、まずレンタルサーバを借りて、WordPressを手順通りインストールして…というような手続きが必ずしも必要というわけではない。というのは、WordPress.comという公式が提供するASPが存在するからだ。WordPress.com(日本語版)
このサービスに登録すると、×××.wordpress.comというアドレスが貰え、不要なインストールをせずにWordPressのブログページが作成できる。勿論、広告が多少入り、また完全版より機能が劣っているという制限はあるのだが、少しの気まぐれで思いついたサイトを実現するには、手軽で丁度良い。WordPress形式なので、本格的にサイトを始動しようと思った時は、データベースのエクスポートをして移行すれば良い。
私はTwenty Thirteenを見た。
このWordPress.comだが、デフォルトのテーマ選択肢の中に、Twenty Thirteenが入っている。最近Twenty Twelveが正式版になったばかりだという印象もあったのだが、何とも気の早いことで、ベータヴァージョンというわけでもなく使えてしまうのである。各所で話題になっているようだが、今回のデフォルトテーマの見た目は非常にポップである。
これまでのものと比べ、アクの強さもかなりある。きっともう増やす機能がなかったので、メジャーリリースのインパクトを損じないようにデザインを大きくいじったのだろう。
おそらく、最大の目玉機能となるのは、WEBフォントの全面採用。アイコン類もフォントにすることで、真にスケーラブルな、レスポンシブデザインに近づけたということなのだろう。まあ、正直時期尚早だと思っているのだが、これまでも、WordPressが先進技術を積極的に採用してきてくれたおかげで、それらの技術がWEB標準に育っていったという経緯を見ているので(HTML5やレスポンシブデザインね)、諸手を上げて歓迎しておこう。
で、WordPress.comは実用に足るのかということだけど、プラグインが使えない。この時点で、選択肢から外れてしまう。ただ、WordPressの事が何も分からないという人に手っ取り早くブログを作らせるには、インストールもいらないWordPress.comを勧めておけば良いということだろう。
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